海上保安庁にゴムボートやカヤックの取り締まりについて聞いてみました。
海上保安庁の方と話す機会があったので、免許不要艇2馬力船外機ゴムボートやカヤックの取り締まりについて聞いてみました。

海上保安庁とは?
海上保安庁は、国土交通省に属し、海の警察(犯罪の捜査及び逮捕等)、消防(火災船の消火などの海難救助)に関する仕事から、水路の測量、海図の作成、灯台などの航路標識の建設、運用など海に関するいろいろなことを行っています。
引用 海上保安庁 よくある質問
一方、海上自衛隊は、防衛省の実施部隊で、主として海上からの外国の侵略に対し、我が国を防衛することを目的としています。
また、必要に応じて災害が発生した場合の支援活動、海上保安庁からの要請を受けて、遭難船舶等の捜索救助、急患輸送や油流出事故の際の油の回収作業なども実施します。
要するに海の安全のために活動を行っている海上保安庁。
もちろん、釣り船に関しての問題点も十分ご存じ。
今回、ゴムボートやカヤックの取り締まりについて聞いてみたのは主に下記の点。
①荒れている日でも出ていて危険。注意のみならず強制帰港を指示することは出来ないのか?
②物凄く沖に出ているゴムボートやカヤックを見かけるが危険だと思う。
③日の出前、日の入り後の暗い時間帯に出ているのを見かける。

①荒れている日でも出ていて危険。注意のみならず強制帰港を指示することは出来ないのか?
白波が立っている状況でも釣りをしているゴムボートやカヤック。
白波が立っているということは風速5mを超えているという事です。
そんな強風で操船もままならない状況の中、平然と釣りをしていて良いのか?
と思い聞いてみたのですが、
海上保安庁「免許不要の2馬力船外機ゴムボートやカヤックには規制がなく取り締まることも強制帰港支持することもできない。注意はしている。」
規制・・・
②物凄く沖に出ているゴムボートやカヤックを見かけるが危険だと思う。
小型船舶2級免許所持していても沖合5海里(約9km)までと規制されているが、それ以上の沖まで出ている免許不要の2馬力船外機ゴムボートやカヤックもいる。
普通に考えても危険やし、天気が急変した時には帰港できず転覆などの危険もある。
それが許されるのか?
海上保安庁「これに関しても規制がなく取り締まることが出来ない。注意喚起するのが精いっぱい。」
注意喚起だけ・・・
③日の出前、日の入り後の暗い時間帯に出ているのを見かける。
プレジャーボートや遊漁船では夜間(日の落ちている時間帯)は周りの船に存在を示すための舷灯を点けることが法律となっている。
しかし、免許不要亭の2馬力ゴムボートやカヤックをはじめ普通の手漕ぎゴムボートでさえ、暗い時間帯に舷灯もなく平然と釣りをしている、または操船しているのを見かける。
船からの目視も困難となるためぶつかる危険も高い。
これについて聞いてみると、
海上保安庁「危険なんですが、規制がなく取り締まることは出来ないので危険と注意はしているんですが・・・」
結局、この件についても法律で取り締まることが出来なく注意だけどいう返答。

海上保安庁の方も分かっているし、多方面から言われているけれど、どうしようも無いもどかしさがある事が伺えました。
免許不要艇として一気に増えた2馬力ゴムボートに、手軽に遊べるとしてユーザーが多いシーカヤック。
遊ぶうえでは、便利すぎるんだけど無法地帯となっている状況がどうかと。
※全員が全員ではなく、ごく一部の方だけだと思います。
特に海上での事故となると、救助さえ困難になることも多々。
夜の釣りで転覆したら誰にも気付いてもらえない時もあるかと思います。
2馬力船外機ゴムボートやカヤックも規制を敷いて、ルールの徹底・安全の確保をしたほうが良いと思うんですが、道路交通法と違って海の法律は中々改正されないのが現状んでしょうな。
個人的には、いち早い規制を望み、海上での事故が減ることを願います。
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