竿の継ぎ目が固着する原因と解決方法(並継ぎ竿編)
今回は竿の継ぎ目が固着する原因と、固着を直す方法(継ぎ竿編)です。
並継ぎ竿とは
主にルアーロッドや投げ竿でバラバラになっている竿を「つなぎ合わせる竿」の事。
メリットとして竿が理想通り曲がるため、高い性能(キャスティング・やり取り時)を出すことができる。
デメリットとして竿がバラバラになるので持ち運び時にロッドベルトや竿袋でまとめる手間がある。
竿の性能を大きく引き出したい釣り種で並継ぎ竿が多いです。
並継ぎ竿が固着す原因
差し込んで竿同士を繋げる「並継ぎ竿」
釣りが終わって片付けようとするときに継ぎ目が固着して抜くことが困難になる場合があります。
何故、そのような事が起こるのか?
①濡れた状態で竿を継いだ
良くあることですが、濡れた状態で竿通しを継ぐと、想定以上に「深く継いで」しまい、抜けなくなるパターン。
濡れた状態だけでなく、雨が降っているときの釣りでも起こる場合があります。
②寒い時に竿を繋いだ
早朝など寒い時間帯に竿を繋げて、気温が上がった時間帯に釣り終わって片付けるときに抜けなくなるパターン。
竿のブランク(素材)が低温でごくわずかだけ収縮した状態で竿を繋ぎ合わせてしまい、気温が上がった時には収縮した竿のブランク(素材)が逆に膨張し継ぎ目の摩擦が大きくなってしまい抜けなくなります。
③強くつなぎ合わせた
抜けるのを心配して、力強くつなぎ合わせるパターン。
初心者によくある事です。
竿は、そこまで強く力を入れなくても「そこそこの力」で充分つなぎ合わせることが出来ます。
上記が固着の原因として良くあるパターン。
固着した並継ぎ竿の直し方
釣り終わって片付けるときに抜けない!
そんな時には、下記の方法で解決してみよう。
①抜けない継ぎ目を真っすぐに引っ張る
二人いることが条件となりますが、抜けない竿を真っすぐに引っ張る方法。
一番スタンダードで一番解決する方法です。
注意点として、
●ガイドを持たない。
指に引っ掛かりが出来て力が入りやすいのでやってしまう方法なんですが、ガイドを持って引っ張るとガイドが変形する時があります。
●引っ張る時にねじらない
抜けやすいだろうと引っ張る時にねじる人も見られますが、竿のブランク(素材)はねじれに非常に弱く、最悪の場合は竿が破損する時もあります。
●一人でしない
竿通しを真っすぐに引っ張る必要があるため、一人ではまず無理。
変に曲がった状態で引っ張るため、折れてしまう場合もあります。
以上3点に気を付けて行うのがベスト。
それでも抜けない!
そんな時に試したいのが、
●竿の継ぎ目を氷などで冷やす。
これがかなり効果的。
固着して抜けない竿の継ぎ目周辺をロックアイスなどを当てがってとにかく冷やす。
しっかりキンキンになるまで冷やすほど良いです。
そうする事により、竿のブランク(素材)が縮小し継ぎ目が緩くなり抜けやすくなります。
●ゴム手袋などを使用する
竿を抜く時にしっかりと掴め、引っ張る時に力が入りやすくなります。
上記2点をしたのち、真っすぐに引っ張るとかなりの確率で抜ける事があります。
②メーカーに固着修理に出す。
どうしても抜けない場合は無理せずメーカーに出すのがベター。
手数料が発生しますが、メーカーに出して固着が治らないことはほぼほぼありません。
以上、今回は竿の継ぎ目が固着する原因と解決方法(並継ぎ竿編)について書いてみました。
どうぞ参考にしてみてください。
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